さかい目マタギ

サラリーマンと自営業、アメリカと日本、難聴と健聴 といった境目をまたぐことについて思ったことを書くブログ

2016-01-01から1年間の記事一覧

グローバル経済拡大がひとを追い詰める理由

アメリカが世界との関与を薄めるメッセージを出し続けているトランプ当選以来、グローバル経済拡大の方向性が逆回転して、ローカルな時代になっていくんだろうなと漠然と思ったり、なぜ欧州にしても米国にしてもこうなったんだろうと考えたりするんですが、…

なぜ「死ね」と言うとバズるのか

先日、流行語大賞に「保育園落ちた日本死ね」が選ばれ、議論を巻き起こしていました。 さて、この言葉についての議論はおいといて、以前から気になってたことが割とすっきり納得できたのでメモ。 それはなぜ、「死ね」とか「バカ」とか、人前じゃとてもいわ…

キュレーションは恥だが役に立つ

タイトルは言葉遊びです。すいません DeNAがwelq含むキュレーション(というかパクリ?)サイトで大炎上中ですが、キュレーションという機能はますます求められている中でこういうものは存在しつづけるしむしろ増えていく前提で話しが進まないといけないと思う…

そしてすべてはウィキになる。| 読書メモ:インターネットの次に来るもの

インターネットの次に来るものでは、インターネットの出現でもはや不可避になった世の中の動き(例えば、どんどんものがシェア化、サービス化されるとか)を語っているが、その中で本についての見方が面白かったのでメモ。 本によれば、いずれ本は言葉や概念…

パクスアメリカーナの崩壊、その後にくる信頼の帝国、宗教の復権について

学生時代アメリカの大学で学んでいて、多少ともアメリカの情報通でいた気がしていたので、予想に反してトランプが選挙に勝ったことに衝撃を受けたので今更ながら考えたことをメモ。 個人的にはこれはソ連崩壊以来の事件だと思っています。 アメリカはこれま…

言葉と文化 難聴者が人口内耳について感情的になる理由

うちのこどもは、重度の難聴なので補聴器の効果が薄く、人口内耳にしようと思っています。手術で電子機器を直接神経につなげて聴こえるようにするやつです。 完全に聴こえるようになるわけではないのですが、最低限身の安全をはかるため(車がよけられるとか…

かわいそうの裏にある序列意識

知り合いに子供が難聴だというと、一瞬重い空気が流れるのが常です。そういうとき、難聴のこどもがいなかったら自分が逆の立場ならどういう反応をするだろうかと考えるのですが、やはり素直にかわいそう、と思うのではないかなと想像します。 なんとなく、か…

1歳半で子供の難聴がわかるまでの経緯と発覚が遅れた原因3つ

つい最近、うちの子が難聴であることが発覚しました。自動車のクラクションでさえほぼ聞こえない重度のもので、今のテクノロジーを駆使しても聴こえる側の世界との隔絶を感じ続けることが予想されます。 後述するように、うちでは人口内耳をつけつつ、手話を…